OSI 参照モデル
en : Reference Model of Open Systems Interconnection
同義 : OSI ネットワークモデル、OSI モデル
関連 : OSI
『HACKING : 美しき策謀 第 2 版』 より
コンピュータネットワークにおける通信を複数の概念層に分解しているモデル
7 つの階層がある
(レイヤ 1) 物理層 : 2 点間の物理的な接続を扱う (生のビットストリームによるコミュニケーションを受け持つ)
(レイヤ 2) データリンク層 : 2 点間の実際のデータ転送 (エラー訂正やフロー制御といった高レベルの機能を受け持つ)
(レイヤ 3) ネットワーク層 : 上位層と下位層の間の情報のやり取り (アドレッシング機能やルーティング機能もここで提供)
パケットを目的地に送り届けることに専念
(レイヤ 4) トランスポート層 : システム間の透過的なデータ転送 (信頼性の高いデータ通信を提供)
コネクションの維持やパケットの確実な配送
(レイヤ 5) セッション層 : ネットワークアプリケーション間の接続の確立と維持に責任を持つ
(レイヤ 6) プレゼンテーション層 : アプリケーションが理解できる構文や言語でデータを表現することに責任を持つ (暗号化やデータ圧縮)
(レイヤ 7) アプリケーション層
データはパケットと呼ばれる塊に分割されて送信される
実装
TCP/IP は、トランスポート層に TCP を、ネットワーク層に IP を使っていることを表現している
イーサネットはデータリンク層のプロトコル
IP アドレス (IP) と MAC アドレス (イーサネット) を結びつけるプロトコルが Address Resolution Protocol (ARP)
トランスポート層の主要なプロトコルは TCP と UDP
from ゼロトラストネットワーク ―― 境界防御の限界を超えるためのセキュアなシステム設計
2 つの業界団体によって 1984 年に発表された
2 つの業界団体がそれぞれ作業していた 2 つのドキュメントがマージされている
ISO の ISO 7498
ITU-T の X.200
TLS はプレゼンテーション層 (ただし、セッションの確立はレイヤ 5 で行われる)